胡蝶蘭(Phalaenopsis ファレノプシス)はラン科の植物で、主に白い美しい花をつけ、
熱帯地方に分布しています。
「胡蝶蘭」という名前は、蛾に似ていることに由来しており、胡蝶蘭の花が蛾に似ているためとされています。
日本では洋ランとして栽培され、主に贈答用に用いられており、以前は栽培が難しく高価でしたが、栽培や繁殖の技術が向上し広く栽培されるようになりました。
また、温室で栽培され、本来花を咲かせる2~3月だけでなく、通年楽しめるようになりました。
胡蝶蘭の原産地
胡蝶蘭は熱帯地方、主に東南アジアでインド南部からオーストラリア北部、フィリピン、台湾、中国南部に分布しています。
胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭は、熱帯地方に分布しており、寒さに弱いとされています。
通常胡蝶蘭は、樹木の表面に根を張り、養分を吸収して自生していますが、岩に張り付いて生育する場合も見られます。
根からは栄養分を吸収し、水分は空気中から吸収しますので、胡蝶蘭は性質上、乾燥に強く、栽培する場合でもまめに水分を与える必要はありません。
本来は2~3月に花を咲かせ、1か月以上咲いています。
全ての花が同じ時期に咲くとは限らず、沢山の花をつけるものは開花時期が1か月以上ずれることもあります。
胡蝶蘭の花言葉
「幸福が飛んでくる」「変わらぬ愛」等。
その花言葉からも、胡蝶蘭は好んで贈答に用いられています。